
声を聞かせてプロジェクト
〜たたかない・怒鳴らない子育てを広めるのに’今’必要なこと〜
「たたかない・怒鳴らない子育て」を提案するポジティブ・ディシプリン®︎のプログラムに参加された養育者の声から、 ‘今’ わたしたちに必要なことは何かを探ろう!とこのプロジェクトを立ち上げました。今回聞かせていただいたリアルな声そのものが、子どもを育てるみなさんの支え合いや学び合いにつながることを願っています。
本プロジェクトは、LUSH チャリティバンクの助成事業です。


お声の一部です! 報告書には全員のお声がありますのでぜひご覧ください。
*配布したリーフレットに訂正がございます。上段の「福岡県」が福島県になっていました。訂正してお詫び申し上げます。
声を聞かせてプロジェクト
報告書
きづくの調査チームが、半年にわたって丁寧に聞き取った声を報告書にまとめました。養育者のリアルな声と、そこから見えてくる’今’必要なものを皆さんもぜひ探してみてください!
報告書(全28P)は、スクロールで全ページ読んでいただけます。
表紙画像の右上アイコンより、印刷、ダウンロードもしていただけます。
(PDF A4 28P 2.2MB)
プロジェクトから見えてきたこと
本プロジェクトは、ポジティブ・ディシプリン®のような養育者支援プログラムを通じ、養育者同士がつながり、自分らしく在ることが許され、自分の考えを聞いてもらえる「場」が地域にあることが、何より必要であることを示してくれました。体罰が法律で禁止された今日だからこそ、「子どもに罰を与えてはダメというなら、どうしつけを変えたらいいの?」という問いに答えるためには、プログラムなどを通じた養育者の気づき、学び合い、支え合いを継続的に促進し、応援する仕組みをわたしたちの社会に創ることが求められているのではないでしょうか。
わたしたちプロジェクトを協働しました!
C -Rightsからのメッセージ

認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)
代表理事
甲斐田万智子
今回の調査結果によって、ポジティブ・ディシプリンを学んだ参加者が子どもを一人の人間としてリスペクトして対等な目線で向き合い、子どもの視点から状況を見つめることができるようになっていることがわかりました。そして、何よりも孤立しがちな養育者が、参加したもの同士つながることで、仲間と一緒なら「叩かず怒鳴らない」で「子どもの気持ちをまず考える」子育てを「自分もできる」と自信をもてるようになることが証明されたと思います。子どもの権利を守ろうとすることで養育者が自分の権利も大切にすることにもつながったのではないでしょうか。
これからも多くの養育者がエンパワーされ、子どもが失敗しても怒られることなく、のびのびと笑顔で成長していける社会の実現のために『きづく』の活動を心から応援したいと思います。
きづくからのメッセージ

NPO法人きづく
代表理事
森 郁子
NPO法人きづくは、ポジを通じ「チカラ」に頼らず子どもとの関係を築くための具体的な提案をしています。それは「頭でわかる」と「行動が変わる」のギャップを埋める挑戦でもあります。ずっと参加者の「その後」を知りたいと思っていましたが、本プロジェクトでは私の現場実感との答え合わせのようでドキドキしました。でも寄せられた声はどれも、これまでの活動を裏付け、またこれからの活動を支えてくれるもので、今後の子どもとの関係づくりや養育者支援を検討する上で示唆に富むものであったと感じます。ポジに足を運んでくださった養育者のみなさん、プログラムを支えるファシリテーターのみなさん、そして暴力のない社会を築くため、いつも共に考え動いてくれるみなさんと、この喜びと学びをしっかりと共有し、心から感謝の意を表したいと思います。